2024年1月5日
12月3日に前泊をして4日から5日の標記セミナーで学習してまいりました。
本年6月の総代会で会長に選任され、町のあて職が多いのにびっくりしました。
町老人クラブ連合会として、単位クラブの活動のすそ野をどう広げていけるか、時のリーダーが何も知らないようではいけないと思い、今回のセミナーに手を挙げました。参加者数は90名(37都道府県、リーダー68名、平均年齢77歳、女性参加率33%)。岡山県からは私と岡山市老連事務局長だけでした。
初日は、11時から厚生労働省老健局認知症瀬策・地域介護推進課課長補佐 加藤春喜氏の来賓挨拶の後、基調説明(30分)「老人クラブが取り組む健康づくり、生活支援」を全老連副会長 古都賢一氏より、戦後の痛手を受けた中で、昭和38年に親睦と交流で始まった老人クラブ。今、国は数字だけで評価している、活動していることが宝である。新型コロナ禍を乗り越えて・・・壊れたものをどのように再生させるか。すべての叡智を結集し、絆・支え合いの維持、発展を目指すとき。老人クラブ活動の更なる展開に向けて、長年の「老人クラブ活動」実践を次世代へ繋ぐために、「だれもが自分にできることをしていこう」と結んだ。
講義①[健康/医療](50分)「上手な医療の受け方」
日本医師会常任理事 黒瀬 巌 氏
講義②[健康/歯・口腔](50分)「オーラルフレイル予防で健康寿命を延ばそう!」
東京歯科大学老年歯科補綴学講座 主任教授 上田 貴之氏
事例発表[地域支え合い](30分)「地域で取り組む健康づくりと支え合い」
青森県青森市老人クラブ連合若手委員会副委員長 山上 秀夫 氏
徳島県三好市老人クラブ連合会理事 杉山 孝司 氏
情報交換[グループ学習](30分)4~5人、21グループに分かれて、テーマ:私のクラブ(連合会)が地域に発信していること 情報交換を行いました。
講義③[健康/運動](50分)「高齢期の運動による健康づくり・介護予防」からだをバランスよく動かしていますか?
順天堂大学名誉教授 武井 正子 氏
1日目は16時30分に終了しました。
2日目は9時30分から
講義④[地域支え合い](45分)「地域で取り組む健康づくりと支え合い」
ダイヤ高齢社会研究財団 澤岡 詩野 氏
講義⑤[安全](40分)「日常生活事故や災害から身を守る」
東京消防庁防災部防災安全課課長補佐兼生活安全係長 殿谷 英彦 氏
講義⑥[健康/栄養](50分)「高齢期の食生活のあり方」~フレイル予防・対策に必要な食事~
(公社)日本栄養士会常任理事 西村 一弘 氏
閉会挨拶が全国老人クラブ連合会常務理事 笹尾 勝 氏からあり12時に終わりました。
終わりに、2025年には団塊の世代が後期高齢者になるのを踏まえ、老人クラブの活動がますます重要となってきます。いきいきクラブ体操の普及。認知症予防、日本人の食事摂取基準2020が示すこれからの食生活の方向性。減塩で健康寿命を延伸。メタボとフレイルのギアチェンジ。事例発表での30年続けてきた「杵つき餅」配布事業を事故が起きる前に中止。30年続いてきたからこそ見直し、新しい活動を!等々今回学習したことを機会あるごとに伝えていこうと決意したところです。
美咲町老人クラブ連合会 会長 最上 忠